思考の芥場

プラモ、ボードゲーム、紙芝居ゲー、アニメや本などの雑記帳

映画「ユージュアル・サスペクツ」のお話

ゲーマルクの磨き終わったパーツを別の箱にいれて仕分けしていたんですが、磨き終わったパーツも気に食わなくてもう一周全部磨くことになりました。新兵器も買ったので完璧にしていきたいところです。おしょむです。今回は1995年の映画「ユージュアル・サスペクツ」のお話です。

 

あらすじ

警察署で詐欺師のヴァーバル・キントは警官に尋問を受けていた。それは前日に起きた恐ろしい貨物船爆破事件についての尋問であった。キントは回想を始める...

ある日強盗事件の容疑者ユージュアルサスぺクツ(常習犯)として集められた5人の男たちがいた。元刑事のキートン、ボマーのホックニー、窃盗のマクマナスフェンスターキントの5人である。面通しの結果保釈されるものの、腹を立てた5人は徒党を組み、宝石泥棒を計画実行に移していく。そんな中、伝説のギャング「カイザー・ソゼ」にまつわるものに手を出していた5人はソゼの指示に従い貨物船襲撃を余儀なくされることとなるのであった...

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クッソ有名な宣材写真

好きなところ

しっとりとしたOP

警官の尋問→キントが答える回想→警察の尋問→....という構成で進んでいく本作品ですが、その前、冒頭5分では貨物船事件のラストの部分がオープニングとして描かれています。煙草を吸うキートンとゆっくりと破滅に向かう貨物船、謎の人物という構図は特段技巧が凝らされているわけでもないのですが何度見てもいいOPやなぁと思ってしまうシーンです。OPをまずみて???ってなってほしい。

構成の勝利

映画というコンテンツは、「1、2時間飽きない」という前提条件をきっちりクリアしないと楽しめないものです。ラスト30分が面白くてもはじめの1時間がつまらなければラストが色あせてしまいます。その点「ユージュアル・サスぺクツ」は回想→現在→回想→...の構成によって、断片的にしか視聴者に情報が伝わらず、早く先みたい!!と思わせてくれる緩急ある作品に仕上がっています。そしてその構成によって...

ケヴィン・スペイシーの怪演

他の作品だと「セブン」L.A.コンフィデンシャル」くらいしか見たことないのですが、つかみどころのない詐欺師としてのケヴィンスペイシーはまさしく「怪演」といえると思います。(映画だと本当に気持ち悪いというか、人間離れした役が好きです) どこか遠い目をしながら淡々と仲間や事件について語り、警察の恫喝にも動じないが...

L.A.コンフィデンシャルもとってもいいので見てくれよな!!

 

以上、「ユージュアル・サスぺクツ」のお話でした。ちょっとした謎のある映画としては非常に見やすくストーリーがわかりやすい構成になっていてあまり考えなくても(考えない方が)楽しめるいい映画だと思います。洋画のクライムものはとにかく名作が多いから沢山見よう。今ならアマプラでユージュアルサスぺクツ、オーシャンズミニミニ大作戦、HEATといっぱいみられるぞ!