思考の芥場

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Spirit island精霊別攻略⑥「Stone’s Unyielding Defiance」

攻略6回目は拡張セット2より岩石の精霊、Stone’s Unyielding Defianceを紹介します。

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能力もプレイ感もぶっこわれ技も多彩

■特別ルール

あなたの土地に荒廃マーカーが追加される時にあなたの住居を荒廃マーカーが上回っていなければその荒廃マーカーは連鎖も住居の破壊も引き起こさない。

一つ目の能力は住居が存在するだけで荒廃マーカーを1つ無視できるというこの精霊にしかない非常に強力なものです。防御ではないためダハンを守れなかったり、スウェーデンの特殊能力で2個荒廃マーカーが置かれる場合に注意です。

"カードプレイ+1"のスペースを解放する度に小パワーカード1枚を得る。

雑に3枚もの小パワーカードを手に入れることができる強力な効果です。精霊全体のなかでは多い部類の霊力収入を活かすことができ、かつ中盤までほぼ確実に欲しい岩エレメントを探しに行けます。

■ボード

成長は岩山の精霊よろしくすべての成長で住居を置け、追加でカード回収、霊力、カード獲得とほぼ同じ構成になっています。1つ目の成長のみ住居配置にクセがあるのと、序盤中盤で貴重な岩エレメント2つが手に入るのに注目です。

霊力のトラックで大体何でもそろうので序盤は上段から置いていくことになります。プレイ枚数のトラックは基本エレメントしか供給しませんが3つ目の1枚回収はかなり欲しいのでうまく岩エレメントのカードが獲得できなかった際は視野に入れていきましょう。

固有能力1は荒廃マーカーの盤外からの配置とです。1つにつき2霊力はサポートがないとかなり重いので運用するのは岩エレメント4つからにしましょう。3段階目では全員の住居破壊を防げるので、荒廃カードや唐突な厳しいイベントカードへの対処が非常に楽になります。

固有能力2は岩石の精霊のメイン火力となる反撃能力になります。受けたダメージの半分(切り捨て)+2ダメージというのはなかなかに異常な火力で、対処が難しい精霊が多い都市を安定して破壊することができます。繰り返しによって同じ地点に2回使用しない限り殲滅は難しいので他のカードや精霊に任せることになります。HPよりダメージが多い侵略者が登場するロシア帝国スウェーデン相手には効果が増すので積極的に使っていきたいところ。

■固有カード

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痒い所に手が届くというか、これでしか手が届かない 射程が1あるのも計画が組みやすくて良心的

対象の土地に荒地トークンを置いて火力を上げつつダハンを追い出して荒廃に備えるいぶし銀の基本カードです。これをしっかり使ってダハンのリソースを確保しないと自分は大丈夫でも島全体がきつくなるので注意です。

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サブ火力としては運用できる性能

固有能力2の反撃と一緒に使ってくださいと書いてあるカード。これ1枚で3点4点でるのであればほぼほぼ土地1つは殲滅できることでしょう。

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延命もできる、火力も出る

聖域条件とはいえ1回分の略奪回避をしながら火力も出ると至れり尽くせりなカード。ただし燃費自体はよろしくないのでガス欠には注意しましょう。

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つよわい

使えるところで使えると強いし使い道も多いカードです。ダハン2あれば防御2を得られて家+探検隊を排除できる時点で最低限の仕事ができます。また、荒廃を特別ルールで受け止めつつ反撃を利用することもでき、逃がし損ねたダハンを守る役割も担えます。

■おすすめカード

小パワーカードは寝てても降ってくるのでどれを選ぶのか悩むことになりますが、基本的に岩エレメントを重視すれば外れはありません。

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ユーティリティ系もかなり使える

基本的に荒廃に強いので、荒廃を取り除くカードや時間を稼ぐカードでHealthy islandを保っていくのが強いと思います。また、Gift of constancyは回収によってデッキ内の岩エレメント量を水増しできるので霊力供給も相まって優秀です。

 

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潤沢な霊力でバグ技を繰り出そう

霊力収入が多く大パワーを運用しやすい上に小パワーは無料で3枚降ってくるのでガシガシ大パワーを拾っていきましょう。盤面の荒廃トークン利用系の大パワーでは随一の火力を出せます。また、2つの地域を繋げるWeave together the fabric of placeは効果終了時にその地域にあったものを好きに割り振れるので本当にバグります。終盤の制圧力ならお任せあれ。

■序盤

基本住居は霊力トラックから置いていくことになります。よほどのことがない限り毎ターン3霊力を得て荒廃トークンを盤外から置くことに専念しましょう。3ターン目にどうしても固有能力2のために岩エレメント5個が欲しい場合は回収+プレイ枚数トラックから住居を置くことで達成できるので選択肢として覚えておきましょう。

■総評&相性のいい精霊

序盤は荒廃を受け止めながらダハンを退避させ、中盤終盤にむけて住居とダハンをため込むのが基本戦術になります。このゲームにおいてHealthy islandを保つことはかなり大事ですので、その時間を長くできる岩石の精霊はいるだけで強いといえます。ただし序盤は根本的な盤面への対処をしているわけではないので、イギリスやフランス、ロシアなど別の勝利条件がある国との相性は良くありません。相性のいい精霊としては序盤をしのいだ後終盤の伸びが期待できる精霊や、火力はなくとも盤面をコントロールできる精霊が適しています。

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序盤きつい精霊も手厚くカバー

鳥の精霊との相性はかなり良好で、世界各地からどんどこ侵略者を投げ込むゴミ箱地帯を作ってなんでも対処できるようになります。ぶっ壊れたカード、Traveler's Boonをはじめとした住居を動かせる能力もかなり強く使うことができ、イギリス以外ならまさに鉄壁です。霧の精霊も共生することでガンガン恐怖を生産してくれます。火山の精霊と記憶の精霊は後半の爆発的な火力で溜まった侵略者を排除してくれることでしょう。

序盤の信頼性からどんな精霊とも組みやすく、座って荒廃先を考えるだけで最低限の仕事はできるので、初心者にもお勧めできる精霊です。ただし荒地トークンやダハン、終盤の詰めなど悩ましい要素も多々あるので最大値をたたき出すのは意外と難しいかもしれません。とりあえず大パワーのWeave together the fabric of placeは見たら取りましょう、これ約束。