思考の芥場

プラモ、ボードゲーム、紙芝居ゲー、アニメや本などの雑記帳

ニトロプラスアーツ 三世勢州千子右衛門尉村正 制作記⑥~こうなったら開き直るしかないな~

余った卵白でラングドシャ焼いたら記事がもったりし過ぎてクッキーもどきが完成しました。哀しかったです。おしょむです。今回は三世村正制作記第6回です。今回は雑に、やった作業の紹介(愚痴)の回です。

 

工業製品が板

三世村正の肩甲は、大部分が黒、上端に赤の縞々が入るのですが、まじめに再現しようとすると、

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賽の河原で0.4mmマステを貼る

こんな感じになります(×12枚)。キレそう。遠めだと正直わからんレベルなのでもうこだわりの範疇。左に置いてある幅0.4mmのマステはほんと粘着力と精度が完璧なので愛してます。ミクロンマステシリーズを崇めろ。

筆塗りは絶対に嫌だ...

筆塗りが苦手過ぎて基本やらないのですが、さすがに上の肩甲で疲れすぎて他の赤い斑点がある部分は筆塗りになりました。

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赤だけ筆で塗ったがなんとか許容範囲

完成は見えてきたが...

肩甲ができるといきなりかっこよくなるのが村正なので、写真めっちゃとっちゃいました。

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やばくない????

 

ただ、この後ラスボスが控えてまして...

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ディテールえっぐ

これの塗分けが待ってます。資料を用意してくださるNitro+はありがたいんだがこれはたぶん刀だけで4時間コース。まぁ頑張ろう。ほかにはデカールとかも印刷したんですがまた次回に回します。

 

更新2日空いちゃいました。毎日なんかしら文章を書いておきたいなと思っているので何とかしたいところです。あの作品とか本とか好きだったなとか思っても、いざ書こうとするとあんまり覚えてなかったりするのがもどかしい。ラストスパート、していきたいところです。

アニメ「アルドノア・ゼロ」のお話

詳しくは明日書きますが1.4㎟のマステ百枚余りと格闘していたら一日が終わっていました、おしょむです。今回はアニメ「アルドノア・ゼロ」のお話です。

あらすじ

 火星で古代文明のテクノロジー「アルドノア」が発見され、その扱いをめぐって分離独立していた火星居住者と地球が対立している世界。地球では火星に備え、人型兵器カタクラフトを操作するための軍事教練が義務教育化されていた。

大戦を経て、その停戦を記念し火星の姫、アセイラム・ヴァース・アリューシアが地球を訪れ、平和祈念の式典を行おうとしていた。一般高校生である界塚伊奈帆とその級友たちはその式典のさなか、携行無反動砲により爆破されるアセイラムの車を目撃する。

再び始まる火星による地球侵攻のなか、伊奈帆は訓練機KG-6 スレイプニールを駆り、その観察眼を武器に異能の火星騎士達に挑んでいく...

好きなところ

やはり洞察力が最強...

主人公の伊奈帆君は「クッソ洞察力と情報処理能力が高い」普通の人間なのですが、その設定(と豪運)によってガチガチに火星サイドとやりあう姿はなろう系主人公的(用法違ったらすまん)なものを感じます。結構危機的な状況の中、真顔で「これはマイスナー効果か...」とか言える主人公たまにはいいな?

異能vs戦術

火星側は無策にスーパーロボットを叩き込んできて異能バトルを仕掛けてくるので、それと通常兵器と戦術で対処していく地球側とのミスマッチがこのアニメの大きなテーマの一つだと思います。もちろん若干ご都合というか、火星頭悪ない?といった疑問はあるのですが、そこは騎士道精神がつよい設定でカバー...できてるはず。

挿入歌とBGM、良すぎません?

戦闘曲がとにかくノリノリです。戦闘中にあまり動きがなかったり、伊奈帆君が真顔で現象の説明するシーンとかが結構あるわけなのですが、このBGMがちょうどよくテンポを作ってくれるのでダれずに繋いでくれます。とくにNo differencesとBRE@TH//LESSはイントロから映像とあっていて最高なので本編と合わせて聴いてくださいお願いします。

www.youtube.com

主人公機が一番かっこいい

主人公機が一番かっこいいロボットアニメってあんまりない(N回目)ですが、アルドノアは主人公の乗るスレイプニールが一番かっこいいと思います。訓練機だけどオプションが多いので乗ってますとか設定回りもいちいちいいぞ。

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訓練機だからオレンジって当たり良き

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2期になるとどんどんゴツくなる

 

以上アルドノア・ゼロのお話でした。またロボットアニメかよ?と思われたかもしれませんが逃避行でないのでセーフ。うん。とりあえず3話戦闘までみてくれれば大体ノリがわかるかと思います。アマプラ+dアニメのお試しで一か月見られるぞ!!というかもうこれも5年前とかなのね。時がたつのははやい。

 

次回こそ村正更新したいな...

漫画「勇午」のお話

無塩バターを買う話を家族としていたら3人同日に買って1㎏くらいになっちゃったのでお菓子作らなきゃになっています。おしょむです。今回は漫画「勇午」のお話です。

 

あらすじ

プロの「交渉人」である主人公の勇午は洞察力と人脈、人心掌握に長けたホンモノの交渉人である。そんな彼のもとに、パキスタンの反政府ゲリラにとらえられた日本人会社員の交渉、という依頼が舞い込む。道中様々に出会う人々、対価をもとめる反政府ゲリラの長アリ、交渉に応じない姿勢で妨害を図るパキスタン政府など、蠢く思惑が中東の地で交錯する...(第一部 パキスタン編)

好きなところ

世界各地を飛び回る主人公

「主人公がもっと行動的になったマスターキートン」といった趣の本作は、勇午が世界を飛び回りながら身一つで交渉にあたる姿を描いた作品で、部が変わるごとに全く違う国々で現地の様々な人々と交流していきます。相手がどんな巨大組織でも実際の交渉はほぼ単独、武器なしで切り込んでいく主人公はなかなか新鮮です。また実際現地で取材を行った舞台もあるというその描写はかなり克明で、読んでいるこちらをぐいぐい物語に引き込んでくれます。

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傷の再生速度が異能生存体な主人公

そこそこ深いお話

現地情勢を反映したストーリーはかなり「ありそう」かつ起伏に富んだもので、読んでいて飽きない作品です。背景知識のない場所が舞台であっても、きちんと最低限の情報は作中で解説されるので世界史やら地理やらに疎くても安心です。IRAとかインドの回教徒とか香港返還のお話とか...まさにマスターキートン

多彩な勇午の協力者

勇午は天性の「人たらし」の設定であり、交渉の途中で世界各地で昔勇午に恩を売られた、もしくは売った様々な裏社会の協力者や知人が登場します。それぞれ登場は短いながらもさまざまな立場や経歴を持った印象的な人物が多く、複雑な物語に勇午が切り込んでいくきっかけを作る存在です。イギリス編のアーサーとか良いキャラしてます。

 

巷では毎回拷問される勇午が有名らしいですが歴史もの?の漫画として普通に面白いと思います。戦闘シーンも主人公がかっこいい描写もあんまりないのですが、じっくり読める作品に仕上がっていると思います。しらべたら22巻が最後だと思ってたけど続編も出てるの気が付かなかった...よめる漫喫あったらいきたいな。

 

今日はずっとはみ出し修正とゲーマルクを煮るので模型作業終わってしまった...まぁ明日なんとかしましょ。

ニトロプラスアーツ 三世勢州右衛門尉村正 制作記⑤~マスキングをはがさなきゃ~

無料視聴のガンダムF91をみてたら、ビルギットさんが死んでも動じないスペースアークのブリッジの方々の姿をみてビルギット不憫...となりました。おしょむです。今回は村正制作記第5回です。

 

運命のマスキング解放

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いやー剥がれなくてよかった

うおおおおおお!!!

ほんと上手くいってよかった....ちょっとはみ出してるとこは筆とエアブラシで塗っていきます。結構きちっと言ったのでヨカッタ...金具のとこはさすがに筆できちっと補正しないといけなさそうです。

 

マスキングが終わると何が始まる?

まぁマスキングが始まります。一気にやると心が折れるので地道に進めようね。

ちょっと毛羽立ち過ぎなので修正しなきゃ。

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あと3面あるので頑張ろうな...

結構組めてきた

デカール以外の部分は結構進みました。あと肩と刀と手(地獄)くらいかな。

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圧倒的なかっこ悪さ

肩甲とか背負いものがないと上半身が貧弱すぎて笑っちゃいますね。赤の色味が場所によって結構違うので、スモークグレー君には今回もたくさんお世話になりそうです。

 

以上、制作記でした。ほんとに⑩くらいまでかかりそうですが何とかしよう。次回は映画かアニメのお話かなぁ。

映画「ゴッドファーザー」のお話

ボドゲやってたら更新一日空いちゃいました、おしょむです。ただ一日空いても進まないのが塗装&マスキング&リペイント作業なので、今日は映画「ゴッドファーザー」のお話です。

 あらすじ

二次大戦直後のニューヨーク。ニューヨークのイタリアン・マフィアはコルレオーネ、バルジーニ、タッタリア、クネオ、ストラキの5つのファミリーに分かれ、危うい均衡を保っていた。最大勢力を誇るコルレオーネ・ファミリーのドン、ヴィトーの3男であるマイケル・コルレオーネは戦争から復員し、ファミリーの仕事に関わらずに一般人としての生活を志していた。

ある時、タッタリア・ファミリーの下の麻薬密売人ソロッツォがヴィトーの下に密売の許可と協力を求めてくる。ポリシーとしてクスリは扱わないことにしていたヴィトーはそれを断るのだが、麻薬を売りたいソロッツォ、タッタリアの思惑により、コルレオーネ・ファミリーを次々に危機が遅い、その渦中にマイケルも否応なく巻き込まれていくのだった...

好きなところ

正統派マフィアもの

マフィアものがとても好きで見てしまうのですが、この作品は大体のマフィアもののルーツといっていい出来栄えなのかな、と思っています。

なぜマフィアものが好きかと言えば「理」でないところで動く人間模様が結構すきだから、だと思います。目先の損得で動けず、義理や人情でがんじがらめになって困難や破滅に至る人々の構図が美しいな、と考えてしまうのです。普通利他的行為、理がない行為を見るとついわざとらしさを感じてしまうのですが、そこが背景によってすべて肯定されていてすんなりみられるのがポイントです。

話がそれました。このゴッドファーザーでは人情味にあふれたドンや卑劣な敵対ファミリーなど、とにかく「それっぽい」キャラが大量に登場します。シェイクスピアを読むと既視感がある感じです。主人公とお父さん以外は性格通り、ありそうなテンプレ的な行動をするのです。ただ、そんな中で変化していく2人の行方からどうしても目が離せなくなってしまう、そんな王道的な作品だと考えます。

アル・パチーノの怪演(微ネタバレ)

この作品で初めてアル・パチーノという役者を知った(オーシャンズとかは前から見てたけど)のですが、ほんとにすごい男やでぇ...。普通の青年がファミリーの危機に際して鬼の冷徹さをもってヴィトーとともに対処にあたる幹部として成長していく姿が劇中の表情で克明にわかるのです。後半のマイケルほんと怖いけれど好き。この3時間の中でどう変化していくのかを見届けてください。ほかのアルパチーノ作品だと、やはり「HEAT」「セントオブウーマン」あたりでしょうか。またどっかで書きたいですね。

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普通の好青年の変化に注目

 

幹部たちの幹部らしさ

コルレオーネ・ファミリーの3人の幹部、クレメンザ、テシオ、ルカそれぞれのキャラが、まさに思い描いた幹部っぽくてたまらないのです。クレメンザは好人物の巨漢で料理好き、テシオは細身の頭脳派、ルカは頭の弱そうな大男、とそれぞれがキャラ立ちしており各場面で活躍します。3人の運命は劇中でそれぞれ揺れ動くのですが、それは劇中で...

 

以上、ゴッドファーザーのお話でした。ほんとはマイケルの2人の兄のお話とか、禁酒法時代と大戦後の状況の違いなど、解説もとってもしたいのですが、省エネ編集な上に解説記事でもないのでこのくらいで。マフィアもののアニメも結構存在していて、正統派だと「91days」、毛色は違いますが「バッカーノ!」あたりが面白いと思います。面白かったら是非。

次回こそ村正書けるかな。ゲーマルクもいじりたいし...

 

 

 

「装甲騎兵ボトムズ」シリーズのお話

もうご飯のメニューを考える気力が家族皆からなくなってきてFat,Sugar,Saltな食卓になってきました、おしょむです。今回は装甲騎兵ボトムズのお話です。

 

 

あらすじ

アストラギウス銀河にある2つの国家、ギルガメスとバララントはどちらが勝つとも知れぬ戦争、百年戦争を繰り広げていた。その戦争終結直前、AT(アーマードトルーパー)パイロットであるキリコ・キュービィーは味方のギルガメス軍秘密基地への襲撃作戦に何も知らずに参加させられていた。そこで出会った謎の女性、通称素体をみたことによりギルガメス軍から追われる身となる。キリコは様々な惑星を転々としながらあてのない逃避行を続けるのだった...

好きなところ

AT(アーマードトルーパー)の描写

主人公の主にのる機体である、ギルガメス軍の主力ATスコープドッグは全長4mに満たぬただの量産機であり、劇中様々な形で使いつぶされる機体です。駆動系統のポリマーリンゲル液は高速機動を可能にする代わりにパイロット至近に爆発性の液体を多量に必要とし、被弾=死亡になりやすい、最低野郎(ボトムズ)という通称にふさわしい存在です。そんな機体での戦闘シーンはその場の地形や状況を互いに活用した綱渡りのものになっており、決して「かっこいい」ではないものの見ごたえある戦闘シーンを演出してくれます。

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どうみても主人公機の見た目ではない

欲深き登場人物

まともな登場人物がいません(断言)。戦後という環境も相まって、皆が我欲や主義信条のために命を懸ける潔い登場人物ばかりです。世紀末より世紀末している。そんな人々の中をただ一つの思いを胸に駆けるキリコの姿はくるものがあります。

 

むせる

OPである緒方徹郎の名曲「炎のさだめ」の歌詞であり、装甲騎兵ボトムズを代表する形容詞です。泥臭い戦闘と作画、策謀渦巻く宇宙、重苦しいストーリーと3文字でアストラギウス銀河をすべて説明できる素晴らしい形容詞です。ここまで悪徳と野心、退廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけてぶちまけたアニメはそんなにない。

 

クメン編

巷ではクメン編(14話~27話)が最高といわれていますが、実際にクメン編が最高です。密林を蠢くATと複雑な人間模様はボトムズ全作品とおしても最高レベルの出来だと確信しています。アッセンブルEX-10の面々、神聖クメン王国の意志など、思い返すだけでワクワクする14話でした。

 

多種多様な派生作品たち

キリコの所属していた謎の部隊レッドショルダーを描いた時系列で最古の作品「野望のルーツ」、百年戦争終盤の秘密作戦を描いた「ペールゼン・ファイルズ」、本編の狭間の哀しい戦闘を描く「ザ・ラストレッドショルダー」(テンポが最高)、本編の後を飾る「赫奕たる異端」「孤影再び」、トリをつとめる「幻影編」、外伝の「機甲猟兵メロウリンク」(めっちゃ好き)、「青の騎士ベルゼルガ物語」など、それぞれ短編ながらも練りこまれた世界観、魅力的な登場人物をえがいた派生作品が多数あります。どれかを見るたびに次をつい見たくなる作品群は、中毒性すらあるのでみような!それぞれについてもめちゃくちゃ書くことありそう。

 

ほんとはTrue Tearsあたりを紹介するはずだったのに気が付いたらボトムズに。こいつ逃避行ものロボットアニメしか紹介せんなとおもったそこのあなた、たぶん正解です。逃避行緊迫感あって面白いから仕方ない。ボトムズは古いのも相まって正直万人受けするアニメじゃないなぁというのは認識していますし、全52話はなげーよ... ただ、1~13話のウド編だけ見てみるのも手かなと思います。クメン編は勢いで見てしまうし。U-NEXTとかの無料期間のうちにみられると思うのでぜひに。課金騎兵モバマスの元ネタとしてみてもいいぞ。あと、メロウリンクはMS IGLOOと合わせてどこかでまた紹介したいですね。

次回は村正の塗装大体終わったよ編&地獄のマスキング編になる予定。頑張る。

ニトロプラスアーツ 三世勢州右衛門尉村正 制作記④~ハプニング乱発~

朝起きて株をいじくって模型代を捻出する日々が続いています、おしょむです。今日は村正制作記4回目です。

離型剤...落ちて無くない?

パーツの離型剤が洗ったものの落ちてなくて、塗料がはがれやすくなっていました。今度からきっちり煮るようにしなきゃ...

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胴のマスキングしてたらマステで剥がれた...

きちっとやりなおさないとやばいっすね。ほかにも落ちてないやつあるかも。

 

パーツどっか行った...

目を離した隙に1個パーツがどっか行ったので、とりあえず作ることにしました。

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下が新しく作ったやつ まぁ許容範囲

正直モールド甘いので、暇を見てちょっとずつ削り込んでいきます。

 

マスキングは進行

いろいろ道草を食ったものの、なんとかマスキングは進んでいます。最近わりとサクサクできるくらいの腕にはなってきたのかな。

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帯部の白を吹くためにマスキング ここはデカール印刷もあるのできっつい

以上、近況でした。もはやハプニング集と化してきた。⑩くらいにならんと完成しなさそう。